小郡のカエル寺は、真言宗御室派、清影山「如意輪寺」といいます

最近、小郡のあたりで「カエル寺」というのが有名のようです。
調べてみますと、カエル寺というのは、真言宗御室派、清影山「如意輪寺」が本当の名前です。

日本国内はもとより、海外(主に韓国、台湾)からも観光に訪れるという観光名所になっています。

かえる寺について

カエル寺は、小郡の小高い丘陵地帯の一角にある真言宗のお寺です。

一昔前までは、門前の集落周辺に広がる田んぼと、背後に抱える筑紫野の丘陵地帯であったこの地も、近年は福岡市のベッドタウンとして住宅地として切り開かれて、「三国ヶ丘」や「光が丘」「美しが丘」等と名前を変えてしまったようです。

そして今や、その住宅地の一角に、約50m四方にぽつんと残されたように、こんもりとした緑に囲まれたところに如意輪寺、通称「カエル寺」があります。

如意輪寺の由来

如意輪寺は、天平年間(729年)に行基菩薩によって開創されたとされるお寺で、ご本尊に如意輪観音様をお祀りしております。
如意輪寺の如意輪観音様は、日本では唯一の立像の如意輪観音様となっています。

如意輪観音様は秘仏とされ12年に一度だけ御開帳され、御姿を見ることができます。

カエル寺 本堂

かえる寺の由来

境内がカエルばかりのカエル寺となったのは、平成4年から
ご住職が中国から持ち帰られたカエルの置物が始まりです。

カエル寺 初代カエル殿

中国のカエルを飾り始めてから、カエルの置物やお土産が徐々に増えて行ったそうです。
現在では本堂前はもちろんのこと、駐車場から門前、階段、慈光観音、愛染明王、癌切不動、抱きつき観音、水かけ不動、ボケ封じ観音など、境内のありとあらゆるところに、5000匹を超えるカエルが並べてあります。

カエル寺

境内のカエルには「無事かえる」「初心にかえる」「さかえる」「若かえる」「社会を明るくかえる」などの名前が付けられていて、訪れた人たちにメッセージを投げかけてくれます。

庭を散策して、傍らに置かれているカエルを眺めれば、何かしら心に響いてくるものがあるでしょう。

それが、その日、カエルがあなたにくれたメッセージであり、カエル寺を訪れた答えなのかもしれません。

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